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未年うまれのむすめを育てる新米ママと、その夫がときどき登場する子育てブログです。

アートと猫、両方を愛でることができる「松山庭園美術館」のすすめ

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こんばんは、猫も美術も大好きな新米ママのtononecoです。これはわたしが産前に実家に帰っていた際に訪れた松山庭園美術館の話です。2年前の事なので思い出しながらですが、どうぞお付き合いください。
アート好きには猫好きも多い!猫の楽園「松山庭園美術館」のおすすめです◎

芸術家のアトリエを公開した美術館

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「松山庭園美術館」は千葉県匝瑳市にある美術館です。全体の概要について公式サイトのリード文をお借りして記載します。(以下HPより引用)

松山庭園美術館は、田園の中の小高い丘の上にある、瀟洒な美術館です。
この美術館は芸術家・此木三紅大のアトリエを公開したもので、氏が参考資料とした数々の名画コレクション、茶道具などを中心に展示しております。
本館のほか、庭園内には地域の文化交流の場としての企画展示館や、長屋門、見晴し亭、茶室などが点在します。
また、庭のあちこちにはユニークな石の彫刻や鉄の彫刻(ガンダ彫刻)があり、ユーモラスに語りかけてくるようです。
四季折々の風情の中で、ゆったりと流れる時間を、どうぞお楽しみください。

http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com

基本情報

〒289-2152 千葉県匝瑳市松山630
0479-79-0091

【アクセス】総武本線「八日市場」駅より車で10分
【開館日】金・土・日・祝のみ開館
【開館時間】10:00~17:00
【入館料】大人800円 中小生400円
こちらに激カワな割引券がありました!(^ν^)http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com/akusesu.html

松山庭園美術感の見どころ

美術館のオーナーでありアーティストの「比木 三紅夫(このき みくお)さん

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美術館自体が比木さんの自宅兼アトリエになっています。芸術家の方のお宅にお邪魔できるようなものなので、アート好きにはとても刺激的だと思います!
自作の門やステンドグラスのアーチなど、細かなあらゆるところに芸術家自身が手を加えていて、お家自体が作品のようでした。
わたしが行った時にはタイミングよく本人がいらっしゃって、直接お話を聞けたり特別にアトリエスペースに案内してくれたり◎とても精力的に活動をされているし、芸術家は本当にパワフルな方が多いです!

入った途端からすごい!!石や金属の彫刻だらけの美しい日本庭園

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庭園美術館というだけあって見事なお庭なのですが、きれいなだけではありません!駐車場からすでにのぞいていたのですが、お庭の敷地のそこかしこに石の彫刻や金属彫刻が…!「えっ?!これ全部作品??」とびっくりしてしまうような点数です。
けれど無造作に置いてあるのではなく、きちんと置かれるべき場所に鎮座している感じで不思議とお庭と調和しているんですよね。そこも含めて本当に見事でした!

秋の紅葉がすばらしい

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わたしが行った時はもう12月で、シーズンが終わってしまっていたのですが、紅葉のシーズンは本当に綺麗なようです。ご本人も奥様もぜひ一度その季節に、と来館をすすめていらっしゃいました。いま11月なので、ちょうどこれからなのかなと思います。

比木さんの作品が多岐にわたっていてすごい

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たくさんのデッサン(靉光や瑛九など)作品があったり、かっこいい茶器や高価そうな琴(わたしの語彙力←)などコレクションも見応えがありすごいのですが、もちろんオーナーである比木さん自身の作品もたくさん展示されています。
お庭で石や金属の彫刻をたくさん観ているので彫刻の作家さんかと思いきや、絵画作品も多く制作していてその画風も制作の時期によってスタイルを変えていたり!また陶芸やガラスの作品もあったりして、おそらく、これまでの作家人生で興味の湧いたものに正直に向き合って、貪欲に創作に打ちこんでこられたんだなという感想を持ちました。もう、本当にパワフル!!
そして比木さんの作品はとても綺麗というものもありましたが、それだけでなく、どこかユーモラスで可愛げがあるものが多く、ご本人の人柄もあり、とても親しみやすいです。

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アートとは敷居の高いものじゃなく、もともとアーティストの純粋な興味や情熱からうまれているものなので、本当はこちらももっとフランクに構えて直感的に受け止めていいものなのだな~と思いました。

コレクションにかこまれながら、お茶もいただけます

館内のサロンで、絵画作品に囲まれながらお茶やコーヒーをいただくことができました。おしゃれなカフェとはまた違う、芸術家たちのサロンの雰囲気を味わえます。
かといって全然堅苦しい雰囲気ではなく、奥様がお茶を出してくれて猫がいて…というほっこりサロンです。たまたま比木さん本人がいらしてこちらでお話をすることができラッキーでした。

猫の楽園としての美術館

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庭に入ったところからそれは始まっていた

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庭のど真ん中になにやら白いものが…と思ったらそれは猫にゃんでした。特になにか物かげに隠れるわけでもなく「アタシがここに居たいからここに居るの」とでも言いたげな、広い芝生の上でした。実はわたしは「猫の美術館」という予備知識が無い状態でいったので、この後つぎつぎ現れる猫ねこネコに、猫派ながらびっくりしたのでした!

館内にもそこかしこにいる猫にゃん

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館内に入ると廊下や展示室内で、作品を観ている間もそこかしこでうろうろにゃんにゃん、ごろごろにゃんにゃん。

たまりません!

中には「そんにゃ展示にゃんか観てにゃいでアタシを観にゃさいよ」とでも言わんばかりに足にまとわりついてくる子も。たまらずのど元など撫でてやると「ぐるぐる、ぐるる~」と気持ちよさそうにしています。

猫ねこ天国や~~( *´艸`)

いつも愛されていて人懐こく、よく手入れされている美猫ちゃんたち

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中には隠れてしまっている子もいたかもしれませんが、わたしが訪れた際には5~6匹くらいの猫ちゃんがいて、どの子もとても人懐こかったです。可愛かったぁ!!そして普段から愛されていて、丁寧にブラッシングしてもらっているのだと思います。みんな綺麗な被毛をしていて美猫ちゃんばかり。きっと食べ物も美味しいのかも◎

最後美術館を去る時にもお見送り

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建物を出てあらためて外から装飾などを観て感心していると、駐車場にも猫にゃんが。車に乗り込んで美術館を後にするとき、名残惜しそうにお見送りまでしてくれました。勘違いかもしれませんがそんな風に見えました(^ν^)笑

毎年恒例の「猫ねこ展覧会」

猫ばかりを題材にした作品を展示する「猫ねこ展覧会」という企画展も開催されているようです。すでに今年で13回めとか!こちらの朝日新聞の記事でも取り上げられています。
http://www.asahi.com/sp/articles/photo/AS20160507001224.html

実家からすこし離れてはいるものの、看板がたくさん出ており存在はずっと知っていたのですが、こんなに楽しめるとは正直思っていませんでした。
小規模な個人美術館ですが、それにしても精力的なオーナーの制作活動と企画展、コレクションにおもてなしのティーサロンなど、本当に楽しめました。それにやはり、にゃんといっても猫ねこネコ!!!もふり放題もいいところでした◎
都心からはかなり離れていますし、「えっ?!ここに??」と思うような田園風景の中をゆくので足を運びずらくはあります。けれど猫好きとアート好きは行って後悔がないと思う美術館です(^ν^)◎わたしもまた行きたいです!
あ、ちょっと忘れかけていましたが、これは子育てブログなのでそれに絡めると、わたしはこの美術館に妊娠9ヶ月の頃に行きました。もうだいぶお腹も大きかったのですが、ゆったりとしたお庭と館内だったのでマイペースで美術鑑賞ができ胎教にもよかったかなと思います( ´ ▽ ` )ノ

今回の記事に掲載した写真は、すべて松山庭園美術館の公式サイトよりお借りしました。

http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com

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www.tononeco.net