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映画KUBOが話題!LAIKA(ライカ)のストップモーションアニメのおすすめ

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最近Twitterでストップモーション作品の映画「KUBO クボ 二本の弦の秘密」に関するつぶやきをちょこちょこ目にします。まだ観ていないのですがわたしもこの映画がとても気になっていて…。アメリカのLAIKAというスタジオの作品なのですが、とっってもステキなアニメーションを制作している会社なのです!

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映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』公式サイト

LAIKAの過去の作品はAmazonプライム・ビデオで観ることができます。今日はその「コララインとボタンの魔女」「パラノーマン ブライス・ホローの謎」という2作品についてご紹介したいと思います◎

Amazonプライム・ビデオ

見応え充分!大人も子どもも楽しめるアニメ映画

ストップモーションとはコマ撮りアニメーションのこと

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出典:http://gaga.ne.jp/kubo/

ストップモーション作品では人形を少しずつ動かして写真に撮り、それをつなげ連続して再生することで動いているようにみせています。コマ撮りとかクレイアニメとも言います。有名でわたしたちに馴染みがあるのは「ピングー」とかでしょうか。
ストップモーションの制作はアナログ故にものすごい手間がかかるのです。一週間かけて撮影してほんの数秒ほどしか進まない、というレベルです。
▼こちらで「KUBO」の制作工数についての具体的な数字を公開しています!!!
「途方もない制作過程~驚愕の数字トリビア~」

映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』公式サイト

おそらく、子どもにとってはそんなこと関係ないのですが、CGアニメとは違う質感や独特な動きなどはきっとおもしろいと感じているのではないかなと思います。

 

子どもの興味をひくユニークなキャラクターとストーリー

今回紹介する2作品とも「魔女」が出てきます。ほかにも幽霊やゾンビなど。子どもって魔女とかおばけとかいるのかいないのかわからない不思議な存在が大好きじゃないですか?うちの子なんてまさにそうで、怖いけど気になる…すっごく気になるんだけどやっぱこわい!みたいにめちゃくちゃ興味をそそられてます。そして魔女以外のキャラクターもとてもユニークです!ストーリーも2歳のむすめが観てもなんとなくわかるみたいでどちらの作品も繰り返し熱心に観ています。

大人もくすっと笑ってしまうシニカルなジョーク

アメリカンジョークというかブラックジョークというか、大人のツボも押さえたストーリーのエッセンスがたくさんあります。
クレイアニメーションの独特な世界観を大人目線で愉しむことのほか、もちろんストーリーも大人が観ても面白く深みがあります。
さっそくスタジオライカの過去の2作品を、それぞれあらすじと魅力ポイントを以下で紹介したいと思います。

コララインとボタンの魔女

ストーリー

引っ越して来たばかりの少女コララインは活発でちょっと生意気な女の子。両親は多忙でコララインをないがしろに。ある日新しい家を探検していて見つけた小さなドアをくぐり抜けると、その先には現実世界そっくりな空間に「別の」ママやパパが住んでいました。

魅力

キャラクターが魅力的

主人公のコララインはきちんと自分の主張を持っていてすこし生意気な女の子。子どもらしい素直さやあふれる好奇心、強い冒険心を持ちストーリーの中で魅力的に輝いています。個性の際立つファッションもおしゃれ◎
コララインと友達になる「野良」の黒猫や、ユニークな隣人たちもとてもおもしろいです。

わくわくするストーリー

引っ越した先の家の中に、もうひとつの世界が広がっていた…!という物語なのですが、もう設定がずるいです。自然とストーリーに引き込まれる展開。最終的に魔女に対してコララインが「ゲーム」で挑むのが山場で、やはりそこが1番の見所!…なのですが、細部を切り取ってみても細々とまぁおもしろいこと!両親に相手にされずぶすくれるコララインの行動・しぐさや、なんだか奇妙だけれど最高な「別の」パパ、怪しすぎる隣人たちの生活。とても一筋縄ではいかないお話ですが、わくわくが随所に散りばめられていてどこを観てもおもしろい。お腹いっぱいな作品です。

画面が美しい作り込まれた世界観

少しグレイッシュな色彩の世界がとても美しいです。人形のクレイの質感や、雨や涙などの水の表現、よくみると背景の桜の木(?)の花はポップコーンが使われていたり、独特なクレイアニメーションの世界にぞんぶんに触れることができます。

パラノーマン ブライス・ホローの謎

ストーリー

ノーマンは幽霊の姿が見えたり、幽霊としゃべったりできるオカルト好きな男の子です。姉や父親、同級生からは理解されず、唯一の理解者はやさしい母親だけ。そんなパラノーマンがある日突然、自分たちの住む街の伝説に関する、ある重大な「役目」を引き受けてしまうことにります…。

魅力

CG技術も

「コララインとボタンの魔女」も同様なのですが、ストップモーションをベースにところどころにCG技術が使われています。特に「パラノーマン」は幽霊の登場や魔女が現れるシーンなどが効果的にCGで表現されていて、アナログとデジタルいいとこ取りの作品になっています。

エッジの効いたジョーク

魔女裁判がモチーフになったこの作品。ストーリーのテーマに近いところにある「人間の浅はかさ」がシニカルに描かれています。たとえば、自分の都合や主張ばかりでまったく相手と会話の噛み合わない同士の誇張されたシーンや、恐怖から集団で暴徒となりゾンビを襲う市民の描かれ方など。それを緩和するように、持て余したゾンビ頭をテンパって蹴り飛ばしそこ飛距離に喜ぶ筋肉脳の男、買い物の最中にゾンビに遭遇し迫りくる怪物に怯え逃げだしながらも支払いを済ませた商品が惜しくてまた戻ってくる…というあからさまに吹き出してしまうシーンがたくさんあります。すこしテーマが重いだけに、随所がコミカルに演出されているのかもしれません。

感動のストーリー

重大な使命を背負いこむことになった主人公のノーマン。少年は困難に立ち向かう中で成長し、自分にとって大切なひとの存在を決して忘れてはいけないことを叫びます。町の中の変わり者、いじめられっ子の8歳の少年が町を救う物語です。子どもにはまだストーリーに込められた細部を読み解くことは困難かもしれませんが、この先も時折鑑賞して成長とともにメッセージが届けばいいなと思っています。

Amazonプライム・ビデオで観ることができます

Amazonプライム・ビデオ

しつこいですが、Amazonプライム・ビデオでこれらの作品を観ることができます!ほかにも子ども向けのアニメ映画がたくさんあり、わが家ではよく視聴しています。
今年の3月ごろにはじめてAmazonプライムに加入したのですが、わが家の2017年買ってよかったものの上位にランクインすると思います。年間利用料が3,900円かかりますが、映画が身近になることで、わたしの人生がすこし豊かになりました。※もちろん、プライムビデオ意外にもAmazonプライムの特典はほかにもたくさんあります!

子どもにテレビを見せること

アニメーション映画に関してはわたしはどんどん観せて行きたいと思っています。楽しい映像に作り込まれたキャラクターやストーリーに日頃から親しめるのは子どもにとって良いことなのではないかなと。むすめは繰り返し観ることで作品への理解を深めたり、新しい発見をすることを楽しんでいるようです。そして子ども向けの作品といえど、単純にわたしも一緒に観ていてとても楽しいのです◎笑

KUBO クボ 二本の弦の秘密

話を冒頭に戻しまして、話題のアニメ映画「KUBO クボ 二本の弦の秘密」が現在上映されています!ライカスタジオの新作、わたしも観てみたいです。出産以来まだ映画館に行けていないのですが、これは劇場で観たいなぁ。むすめと行けたら最高なんですけどね…まだ2歳じゃ可哀想かなぁ(´・ω・`)

ストーリー

「三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという、不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父にねらわれ、クボを助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。父母の仇を討つ旅に出たクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知り──。かつて母と父に何があったのか?三味線に隠された秘密とは? 祖父である〈月の帝〉と相対したとき、全ては明らかとなる──。」

また、わくわくするような不思議な納涼もつ主人公が出てくるようですが、なかなかヘビーな環境に置かれていますね…。このあたりのストーリーの深みが大人にとっても見応えのあるライカのアニメーション作品の魅力なのでとっても期待してしまいます!

日本の芸術文化に影響を受けた作品

本作は昔の日本が舞台ということで、監督が日本の芸術や文化をこよなく愛する親日の方のようです。黒澤明や宮崎駿の影響をうけていたり、さまざまなシーンの参考に葛飾北斎の浮世絵など日本の版画のイメージが取り入れられているということ。「折り紙」がストーリーの重要なキーアイテム、というところもわたしたちには親しみやすい作品かなと思います。
あと個人的に気になったポイントは、サルの声優がシャーリーズ・セロンというところ…!!笑

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出典:http://gaga.ne.jp/kubo/
「KUBO クボ 二本の弦の秘密」は11月18日よりすでに劇場にて公開されています◎